同人誌の再販は迷惑行為か!?

マシュマロで同人誌にまつわるちょっと面白いやり取りを拝見しました。


マシュマロって何?

個人宛メッセージを送るサービスですが、喧嘩にならないよう、危険な言葉はすべて伏せ字になってしまうというのが特徴。

柔らかく届けるからマシュマロか。

で、このメッセージを送った人は同人誌を再販した作家さんに対して怒っているわけです。
転売するのが自由なら、再販するのも本人の自由


ちょっと怒りすぎてて何を言ってるのかよくわからないんだけど。

転売に感謝の意味がちょっと読めませんが、要は
再販しないって聞いたから苦労して並んで買ったのに!!
あとで通販できるなら並ばなかったわ!!

ということでしょう。

コミケではすべてのサークルさんに並ぶことはできないからね。気持ちもわかる。

ですが自由競争において市場価格が決まる以上、転売を止められないのと同じように約束を反故にして再販するのも止めることはできないのです。

なんだったら限定版商法を取りつつ再販するという手法だって違法ではない。

信用されなくなるぞ。
清濁併せ呑んでこそのリスク管理


そこです。

どこだよ。

需要よりも供給が高まれば価格は安くなる。再販しませんと言いつつ再販すれば、あのサークルはどうせあとから再販するよ、となって転売屋も減る。お客さんも減りますが。

なんでそこで転売屋が怒られるのかわからないけどね。

そんなに転売屋が憎いなら、余ってゴミになるほどたくさん刷ればいいんですよ。当然在庫を抱えて赤字になるでしょうけど。

この話はいくら説明しても転売屋憎しで固まってる人は理解できないんだよなあ。なぜそんなに他人が儲けることが許せないのか。

転売屋が買い占めたって、その本に魅力がなければ供給が需要を下回り、赤字でも放出するようになるので結局価格は下がる。逆に魅力があれば転売屋がいなくても欲しい人は殺到して闇市場での価格は上がるのです。

個人取引を闇市場って言うなよ。

あなたには転売する自由がある、しかし再販されて大損する自由もある。それを飲み込めない人には物販はできません。

このメッセージ送った人は相当叩かれてると思うけど、気持ちもわからんではないよね。自分が買った本がプレミアになって、この本並んで買えてよかったなあ〜って思ってたら再販って。

全方位を丸く収める方法ってないの?

もともとの販売価格が需要に対して安すぎたわけですから、単価を高くすればそれだけ売上が落ち、需要が減って供給に追いつきます。

あのサークル、べらぼうに高い値段で売ってるぜ、と言われても仕方ないですね。

仕方ないことあるか!